こんにちは!ふじよしです!
理学療法士になるために避けては通れないもの。
それは、【実習】です!
実習は、実際に病院や施設などの現場に出て行うものです。
辛いこともありますが、乗り切った後の達成感は
半端ないです。
今回は、そんな実習のあるあるについてお伝えしていきます。
- 実習の実態が知りたい。
- 実習が控えているけど不安。
ちなみに、僕が行っていた実習は以下の通りです!
- 1年次:見学実習(回復期病棟)
- 2年次:検査実習(老人保健施設)
- 3年次:評価実習(回復期病棟)
- 4年次:総合臨床実習(地域包括ケア病棟、整形外科クリニック)
ぜひ最後までご覧ください!
理学療法士の実習とは?
簡単に、理学療法士の実習について説明します。
理学療法士の実習は、基本的に以下の4つの形態となります。
- 見学実習(1〜2年次)
- 評価実習(2〜3年次)
- 総合臨床実習(3〜4年次)
- 通所又は訪問リハビリテーションに関する実習(2〜4年次)
どの実習も、バイザーといわれる指導者に指導を受けながら、実習期間を過ごしていきます。
学校によって、少し実習にも違いが出るみたいです!
僕の学校では、検査実習というのがありました。
実習は、20単位以上が必須になります。
加えて、新しく取り入れられた通所又は訪問リハビリテーションに関する実習を1単位以上実施することが必要です。
それぞれについて、簡単に説明します。
見学実習
見学実習は、その名の通り実際の臨床現場を見学する実習です。
まだ理学療法士の右も左もわからない状態で
行くような実習になります。
見学中心となりますが、実際の働く現場を肌で感じられます。
評価実習
評価実習は、実際に患者さんがどういう状態にあるか評価する実習です。
初めての長期実習となるうえに、実際に患者さんに触れる機会も多くなります。
理学療法評価の重要性を理解できる機会になること間違いなし!
総合臨床実習
総合臨床実習は、患者さんを評価してその結果をもとに、リハビリのプログラムの立案・施行までする実習です。
患者さんの初期評価〜治療〜再評価までの一連を
行うことができるのが大きな特徴です。
期間は長いですが、1人の患者さんの状態を
より詳しく診ることができます。
理学療法士の役割について詳しく理解できる実習になっています。
通所又は訪問リハビリテーションに関する実習
この実習は、2020年4月以降の入学者対象になります。
僕が学生の頃はまだありませんでした。
この実習の目的は、
臨床実習の手引きではこのようなニュアンスで書かれています。
総合臨床実習の期間中に実施することも可能みたいです。
理学療法士実習あるある10選
さて、理学療法士の実習あるあるについてですが、
いい面・悪い面と併せてお伝えしていきます。
ネガティブな印象ばかりあっても良くありません。
なので、しっかりポジティブなこともお伝えします!
いい面①勉強になる
まず、いい面の一つ目として勉強になること!
理学療法の勉強ももちろんですが、
- 社会人としてのマナー
- 人との関わり方など
理学療法以外での学びの場ともなるのが実習です!
どの実習でもそうですが、実際の理学療法士がどのように臨床を行っているのか体験することができます。
基本的な知識(解剖学や運動学など)から介入する思考過程まで、理学療法の考え方を学ことができるのは、学生時代を通して実習だけです。
わからないことは積極的にバイザーに質問し、
学びを深める場にする。
そうすることで、有意義な実習になることは間違いありません!
また、現場に実習に行くことは、社会人としての
働き方を知る機会にもなります。
理学療法士が患者さんや他職種の方に対して、
- どのように接して
- どのように対応しているのか
といった、社会人としてのマナーも学ぶことができますよ!
いい面②働いた時のことをイメージできる
いい面の2つ目は、
働いた時のことをイメージできること!
学生時代で、唯一実際の働いている現場を見ることができるのが実習です。
そのため、実際の理学療法士がどのように働いて
いるのかを間近で見ることができます。
つまり、
自分が実際に理学療法士になった時のこと
を具体的にイメージしやすくなるのです!
自分がなろうとしている職業なので、実習の際はより多くのことを見学することが望ましいです。
そうすることで、自分が働いた時のことをイメージしやすくなりますよ!
いい面③交流関係が持てる
いい面の3つ目は、交流関係が持てること!
実習は学外活動なので、人間関係の幅を広げることができます。
バイザーとの関係が良好になったとします。
もし自分がその実習地に就職したいとなったときに、
「この子ならうちで働いても大丈夫ですよ」
という助言をしてくれる可能性があるかもしれません。
また、実習生同士は同期みたいなもの!
実習中の情報共有や実習が終わってからも近況報告をするといった仲になることもあります。
そういった意味では、交流関係が持てる実習は
良いかもしれません!
いい面④自分のキャリアについて考えられる
いい面の4つ目は、
自分のキャリアについて考えられること!
実習は、学生時代を通して様々な場所に配属されることがほとんどです。
僕は実習で、以下の場所を経験しました!
- 老人保健施設
- 回復期病棟
- 地域包括ケア病棟
- 整形外科クリニック
自分のキャリアについてより考えるきっかけを与えてくれたのはクリニックの実習でした。
僕は元々整形外科クリニックに興味がありました。
また、実習は良いきっかけを与えてくれるもの。
どんな人にいいきっかけになりますか?
どういうステージ(急性期、回復期、慢性期)で働きたいのかイメージができていない人にいいと思います!
それぞれのステージで、働き方ややりがい等も変わってきます。
このように、自分のキャリアについてより考える
ようになるのが実習のいいところです!
いい面⑤失敗ができる
いい面の5つ目は、失敗ができること!
失敗をするというのは悪いイメージで
囚われがちです。
しかし、人間誰しも失敗なくして成長できません。
失敗することは、何も恥ずかしいことではありません。
なので、できるだけ積極的にチャレンジしてどんどん失敗してください!
ある程度の準備があったうえでの失敗は、
- 何が良くなかったのか
- 何で失敗してしまったのか
ということを考えるきっかけになり、自分の成長につなげることができるはず!
失敗は成功の元といいますしね!
僕は、もう少し失敗体験をしておきたかったというのが本音です。
悪い面①起きるのが辛い
悪い面の1つ目は、起きるのが辛いこと。
ぶっちゃけ実習が始まると、本当に朝が憂鬱です。
朝目覚めると、「実習に行きたくない」みたいなことをどうしても考えてしまいます。
よっぽど楽しい実習先だったら、そんなこと思わないかもしれませんが、、、
とにかく、起きて支度をするのが辛いという感じです。
特に、寝不足だけど次の日も実習があるというパターンは最悪です。
悪い面②眠気との戦い
悪い面の2つ目は、眠気との戦いになること。
実習中の天敵といえば睡魔!
この敵は容赦無く襲ってきます。
実習中の眠気は、前日どれくらい寝れたのかにもよりますが、ずっと目が冴えていることはあまりないと言えます。
僕も午後から急に睡魔が強くなりコクッとなってしまうことも正直ありました。
その度に、体のどこかつねったりと何とか刺激を加えて持ち直していました。
それぐらい、眠気と闘うことは辛い一面と
なってしまいます。
悪い面③課題が辛い
悪い面の3つ目は、課題が辛いこと。
実習に必ずついてくるのが”課題”です。
現在は、協会が提示している実習指導要領に改善があり、多くの課題が科されなくなったそうです!
マストである課題としてはデイリーノート!
デイリーノートは、その日の実施したことや1人の患者さんに対してSOAPを書いていきます。
AであるAssessmentを書くために教科書や文献を調べる必要があります。
また、その他にも場合によっては一症例まとめて
最終的に症例報告をすることがあります。
帰宅後に課題をやると、辛いと感じるのも無理ありませんね。
悪い面④睡眠時間が足りない
悪い面の4つ目は、睡眠時間が足りないこと。
4つ目の課題が辛いに付随する内容です。
現在では、課題の量のはある程度抑えられるようになってきてるみたいだね。
そのため、ほとんどの場合睡眠時間は確保できるようになっているかと思います。
ただ、少し前までは問答無用で課題が出されていたりしてました。
僕は、臨床実習で症例報告があったのですが、症例報告前の何日かは2時間程の睡眠時間で実習に行った経験があります。
日本理学療法士協会からは、
という方針が立てられています。
全施設でそのような対応をしっかりしているかは不明です。
その場合は、しっかり担当バイザーに相談しましょう。
悪い面⑤バイザーとの関係性が鍵を握る
悪い面の5つ目は、
バイザーとの関係性が鍵を握ること。
これは、いい面にもなれば悪い面にもなり得ます。
意外と、バイザーとの関係性に悩んで実習が辛く感じることは多いよみたい!
僕は、大学2年生の時の実習だけバイザーとの関係に悩みましたが、それ以外は良好な関係性を築くことができました。
慣れない実習期間を過ごしていくうえで、バイザーとの関係がいいか悪いかで、実習の辛さがかなり変わってきます。
しっかりコミュニケーションをとることはもちろん大切。
しかし、どうにもならない場合は学校の先生やバイザー以外の職場の人に相談するなど対処することが必要です。
まとめ
今回は、理学療法士の実習あるあるについてお伝えしました。
以下が本記事のまとめになります!
- 勉強になる
- 働いた時のことをイメージできる
- 交流関係が持てる
- 自分のキャリアについて考えられる
- 失敗ができる
- 起きるのが辛い
- 眠気との戦い
- 課題が辛い
- 睡眠時間が足りない
- バイザーとの関係性が鍵を握る
実習は、良くも悪くも自分にとっての経験にプラスされます。
辛いこともあるかもしれませんが、
乗り越えた先のことを考えて取り組みましょう!
実習に必要な持ち物について、実習時の服装について書いた記事もあるので参考までに読んでみてください。
この記事が参考になれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
コメント