整形外科クリニックにおける理学療法士の役割について|病院との違いも解説

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整形外科クリニックのPtについて
病院との違いも解説!
ふじよし

こんにちは!ふじよしです!

理学療法士の就職先に「クリニック」があります。

クリニックに就職を考えてる人は、意外と多いと思います。

中でも、整形外科クリニックについて興味がある人が多いのではないでしょうか。

病院とは役割や求められることも変わってきます

悩んでいる人

・クリニックってどういうところ?
・病院との違いはどんなところ?
・整形外科クリニックで働く理学療法士に求められる役割ってどんなこと?

このような疑問を解決できる記事になっています。

ふじよし

僕は現在整形外科クリニックで働いてる理学療法士5年目です!

ぜひ、最後までご覧ください!

目次

整形外科クリニックとは

整形外科クリニックについて

そもそもクリニックの特徴とは何か。

ふじよし

クリニックは以下のように定義されているよ!

クリニックは診療所の通称で、病床数が19床以下の医療機関のこと

その中でも、整形外科疾患に特化して診療を行っているのが、整形外科クリニックとなります。

また、診療所の種類としては

  • 有床診療所
  • 無床診療所

この2種類に分けられます。

有床診療所

有床診療所とは、入院ベッドを有する診療所のこと

有床診療所は、数自体はそれほど多くありません。

ふじよし

眼科や整形外科、産婦人科で比較的多いみたいだよ!

無床診療所

無床診療所とは、入院ベッドのない診療所のこと

整形外科クリニックのほとんどは、これに該当します

役割としては、

  • 病気の初期治療
  • 慢性疾患の管理
  • 専門病院などへの振り分け

などが挙げられます。

整形外科クリニックのリハビリ対象疾患例

整形外科クリニックでリハビリの対象となるのは、運動器疾患です。

患者層は、小児から高齢者と幅広い年齢層の方を相手にリハビリを行うのが特徴です。

運動器とは

骨、関節、筋肉、神経などの体を支えたり、動かしたりるする機関の総称

肩関節疾患

肩関節周囲炎、腱板損傷、上腕二頭筋長頭炎

脊椎疾患

腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、頚椎椎間板症

下肢疾患

変形性膝・股関節症、扁平足

スポーツ疾患

足関節捻挫、肉離れ、野球肘、シンスプリント

外傷

骨折、交通事故

術後患者

人口膝関節全置換術(TKA)、人口股関節全置換術(THA)、前十字靭帯再腱術

以下の記事で運動器疾患の勉強におすすめの本を紹介しているので、参考にしてみてください!

病院と整形外科クリニックの違い

病院と整形外科クリニックの違いについて

続いて、病院と整形外科クリニックの違いについて触れていきます。

病院とは、複数の診療科と20床以上の病床をもつ医療機関こと。

国立病院や企業病院、地域の大規模病院などを指します。

病院ごとに特色もあり、

  • 急性期病院
  • 回復期病院
  • リハビリテーション専門病院
  • 療養型病院

などの勤務先があります。

また、病院に求められる役割はクリニックとは
異なります

  • 緊急搬送の対応
  • 難病、重症の患者の治療
ふじよし

クリニックよりも高度な医療技術や医療行為を受けられるよ

詳しくは以下の記事でも書いてあるので見てみてください!

レバウェルリハビリ

整形外科クリニックにおける理学療法士の役割

整形外科クリニックにおける理学療法士の役割について

理学療法士の働く場所は、

  • 病院
  • 介護施設
  • クリニック
  • 教育機関
  • スポーツ現場

様々な場所で働きますが、場所により役割は異なります

その中で、整形外科クリニックにおける
理学療法士の役割についてお伝えしていきます。

受傷・障害前の身体機能に戻す

一つ目は、受傷・障害前の身体機能に戻すこと

クリニックに受診される患者さんは、

  • 痛みがある、、、
  • 怪我をした、、、

といったことがきっかけで来院します。

つまり、どこかしら体が悪い状態になっているということ。

日常生活に支障をきたしていることも少なくありません。

理学療法士は、その悪くなっている機能を改善させる必要があります。

  • なぜ、そこに痛みが出てるのか
  • 痛みがあるところにどのようなストレスがかかっているのか
  • そもそも痛いところはどこか

といったことを解決する力が求められます。

ふじよし

外来に来る患者さんの症状は十人十色だよ!

それぞれの患者さんに合わせて、身体機能の回復に努めていくのが、整形外科クリニックの
理学療法士に求められる役割の一つです。

患者さんの生活指導

二つ目は、患者さんの生活指導をすること

身体機能の回復をすることは必須ですが、患者さんへの生活指導も同時に行うことが必要です。

ふじよし

理由としては、以下のようなものが挙げられるよ!

  • 現在起きている症状が、日常生活が原因となっていることがあるため
  • 現状の症状を悪化させないため
  • 再発予防のため

日常生活における動作、姿勢がストレスの蓄積につながり、痛みなどの
症状が出現してきます。

また、現状の出現している症状が悪化しないため、良くなった症状が再発しないためには、日々の生活でどういったことに注意しなければならないのか知る必要があります

ふじよし

だから、患者さんへの生活指導は外来の理学療法士に求められる役割の一つと言えるね!

セルフケアの定着

三つ目は、セルフケアの定着をすること

セルフケアとは、自分自身で身体や心の管理をすること。

なぜ、セルフケアの定着が必要なのか。

ふじよし

僕は、以下の理由でセルフケアの定着が重要だと考えてるよ!

  • クリニックでのリハビリは長くて 40分程度/日 だから。
  • 機能を維持・向上するために必要だから
  • リハビリ依存をなくすため

外来のリハビリに来る頻度は、多くても週2回程度。

時間も1回あたり、20〜40分程度です。

1日24時間あるのに、たったそれだけの時間しかできません

せっかくリハビリの時に治療でいい反応が出ても、それを自分でできるようにしないと機能の
維持・向上を図れません。

つまり、それ以外の時間を自分でどのように管理していくかで症状の変化にも大きく関わってきます

また、外来のクリニックだと運動するこを目的にリハビリしにくる方もいます。

そういった方は、セラピストに依存してセルフケアを行わず、同じ症状の繰り返し。

それでは、いつまで経ってもリハビリを卒業することができません。

そのため、セルフケアの定着を図れるようにすることも、クリニックにおける理学療法士の役割の一つとして挙げられます。

ふじよし

僕が実際にやっているのは、

・治療で出たいい反応を患者さんに理解してもらう
・どういったことが原因で症状が出てるか説明する
・それに対して、自分でできる運動を提案する

これを意識してセルフケアを促してます!

まとめ

今回は、整形外科クリニックの概要と理学療法士の役割についてお伝えしました。

クリニックと病院は、定義や役割は異なります。

それぞれにおいて、求められていることをしっかりと理解しておく必要があります。

整形外科クリニックで働くメリットやデメリットについて書いた記事もあるので、こちらも参考までに!

クリニックにおける理学療法士の役割としては
以下のとおり。

整形外科クリニックの理学療法士の役割
  • 受傷・障害前の身体機能に戻す
  • 患者さんへの生活指導
  • セルフケアの定着を図る

こういったことを意識して、日々の臨床に取り組んでいきたいですね。

ふじよし

そうすることで、自分の臨床に対する取り組みが変わってくるかも!

病院における理学療法士の仕事の実際について
書いた記事もあるのでこちらも参考までに!

今回の記事が参考になれば幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました!

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この記事を書いた人

1998年3月生まれ
職業:理学療法士
理学療法士を目指す学生に向けた情報や理学療法士のリアル、lifestyleについて発信しています。

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