

こんにちは!ふじよしです!



・理学療法士の初任給はいくらくらいなの?
・年収はどれくらいなの?
・収入を上げる方法が知りたい!
このような疑問を持っている方は多いのではないでしょうか。
働く上で対価としてもらえる給料。
理学療法士として4年目になりますが、給料に関しては色々思う部分もあります。
そこで、理学療法士の初任給から年収、
収入をアップする方法をお伝えしていきます。



僕の1年目の給料事情についてもお伝えします!
ぜひ最後までご覧ください!
理学療法士の初任給の相場はいくら?


まずは、理学療法士の初任給の相場についてです。
令和4年度の調査では、理学療法士の初任給は
約239,000円程度。
これはあくまでも男女や勤務地などは関係ない相場になります。
(また、作業療法士、言語聴覚士も含まれています。)



初任給の割には高いのかな?



実はPTの初任給は、一般企業と比べたら高めなんだよ!
一般的な企業の初任給は、平均して大体22万〜23万程度。
そのため、初任給で見れば一般企業よりは若干高めです。
しかし、働いている施設や勤務地により少し差は生じてきます。
施設ごとによる差もある
理学療法士の働く場所としては、
- 病院
- 整形外科クリニック
- 老人保健施設
- スポーツ現場
- 訪問リハビリ
- 学校教員
などが挙げられます。
初任給は、職場の規定により異なるのが実際のところ。
給料形態も場所によって様々です。



給料を重視したい場合は、いろいろな場所で比べてみるのがおすすめ!
調べたところによると、規模が大きい場所は初任給からでも比較的高い水準をとっています。
あとは、クリニックや訪問リハビリの方が
やや高めな傾向があります。
しかし、クリニックや訪問リハビリはボーナスがないことが多いです。
その点、病院はボーナスがちゃんとあることが多く、福利厚生もしっかりしている印象。
初任給は少し低くても、年収には差が出ることがあります。



給料の内訳を確認できるといいね!(諸手当、賞与の有無、昇給率など)
参考:理学療法士の施設別年収
大学卒・専門学校卒による違い
大学卒と専門学校卒による給料の違いについてです。
結論を言うと、場所によって差があります。
トータルで見たら、そこまで大きく差はありません。
理由としては、
そのため、多くのところで大卒と専門学校卒に
よる給料の差は生じないのです。
大卒と専門学校卒で給料に違いが出るのは、
国立・公立病院の初任給がほとんど。
約1万円程度差があります。
理学療法士の平均年収の現実


続いては、理学療法士の年収についてです。
令和4年の賃金構造基本統計調査によると、
理学療法士の平均年収は430.7万円。
日本人の平均年収は約443万円なので、やや低くなっています。
参考:平均収入の実態を紹介!年収を上げる方法や転職の注目ポイントを解説



以下が年齢別の理学療法士の平均年収になっているよ!
平均給与 | 平均賞与 | 平均年収 | |
---|---|---|---|
20〜24歳 | 25.2万円 | 33.0万円 | 335.4万円 |
25〜29歳 | 27.2万円 | 65.8万円 | 392.2万円 |
30〜34歳 | 29.3万円 | 69.9万円 | 421.5万円 |
35〜39歳 | 31.7万円 | 74.6万円 | 455.0万円 |
40〜44歳 | 34.1万円 | 88.1万円 | 497.3万円 |
45〜49歳 | 35.4万円 | 92.7万円 | 517.5万円 |
50〜54歳 | 34.6万円 | 99.4万円 | 514.6万円 |
55〜59歳 | 38.8万円 | 104.5万円 | 570.1万円 |
60〜64歳 | 32.8万円 | 68.8万円 | 462.4万円 |
65〜69歳 | 31.6万円 | 88.1万円 | 467.3万円 |
こうしてみると年功序列で上がっていくことは一目瞭然。
理学療法士の年収が低い理由としては、
以下のことが考えられます。
- 若い人の割合が多い
- 診療報酬に経験年数による違いがない
- 昇給が少ない
- 理学療法士の数が飽和している
中でも診療報酬が上がらないのが、給料の低さに影響を与えています。
現在の日本では、高齢化社会に伴い医療費の切迫が起こっている状態。
しかし、先ほど初任給の話でお伝えしましたが、企業規模が大きいほど収入は多くなる傾向があります。



給料面を重視するなら企業規模の大きさも考慮するのがいいね!


理学療法士が収入をアップするためには?


理学療法士の給料の現実は、今後生活していく上では不満に思うことが多いと思われます。
給料をアップしたいなら行動に出るしかありません。



逆に行動に移せば給料を上げることは可能になるよ!
理学療法士が給料を上げるために必要なことは以下の5つが挙げられます。
- 転職をする
- 資格を取得する
- 管理職になる
- 副業する
- 独立する
それぞれについて解説します。
転職する
まず、1つ目が転職をすること。
給料アップを目指すなら、この方法が一番手っ取り早いです。
- 今よりいい条件の場所に就職する
- 全く別の業界に転職する
- インセンティブ制度があるところに就職する
(訪問リハビリなど)
条件に沿ったものを探せば、好条件の求人は意外とあります。
- 自分のやりたいこととマッチするのか
- 給料以外の条件は納得できるのか
上記の点は事前にしっかり確認したいところ。
給料だけ見ると痛い目に遭う可能性もあります。



転職する場合は給料以外の条件の確認も忘れずに!
また、全く違う分野に転職するという選択肢もあります。
僕の周りにも、違うジャンルに転職して給料が
上がった人もいます。
給料をアップしたい場合は、思い切って違う分野に転職するのも手段の一つです。
資格を取得する
2つ目が、資格を取得すること。
資格というのは、PT分野の資格のこと。
- 認定理学療法士
- 専門理学療法士
- 心臓リハビリテーション指導士
このような資格が、理学療法士の専門性を高めるものです。
ある程度キャリアを積んだらこういった資格を取得することも視野に入れるのも選択肢です。
ただ、デメリットとしては
- 時間がかかる
- すぐに給料に反映されない
- 大幅な給料アップは見込めない
という点があります。
それでも、専門的な資格だけあって理学療法士としての価値は高まります。
また、このような資格があると
転職にも有利に働く可能性あり!



必ず自分にとってはプラスになると思うので、選択肢としては十分ありです!
管理職になる
3つ目が、管理職になること。
昇進・昇格することで管理職になり、給料アップすることが可能です。
- リーダー
- 主任
- 技師長
このような役職者になるだけで、手当がもらえて給料アップにつながります。
しかし、管理職に就くためにはある程度の経験・知識も必要でマネジメント能力も求められます。
働く場所によって昇進の基準は異なります。
そのため、自分が働く場所はどうすれば管理職に昇進することができるのか、できれば事前に確認できるといいですね!
副業する
4つ目が、副業をすること。
副業をして給料とは別で収入を得ることも
収入アップの手段の一つ。



どうせなら理学療法士としての知識を活かしていきたいね!
理学療法士としてできる副業は以下のものが挙げられます!
- トレーナー(ジムやスポーツ現場)
- セミナー講師
- ブログ
- Webライター
副業でやるトレーナーは個人契約でジムやスポーツ現場に出て行います。



スポーツや運動が好きな方は、副業として活動するのもありですね!
文章を書くことが好きであれば、ブログやWebライターもいいでしょう。
自分の経験や体験談、学んでいることを発信するアウトプットとしても利用できます。
未経験でもすぐに始めることができ、コストも
あまりかからないため副業にはもってこいです。
これらの副業も、すぐには結果が出ないことが
予想されます。



粘り強く継続する力がある人は、副業で収入アップを狙ってもいいかもしれません。
独立する
5つ目が、独立をすること。
理学療法士には、開業権はありません。
医師の指示のもとで理学療法を行えるため、医師がいないところで理学療法を実施することはできないのです。
そのため、独立する場合は、別の事業を立ち上がることになります。
例を挙げると、
- 整体院
- 介護事業の立ち上げ
- 個人事業主、フリーランスとして活動
などがあります。



「医療」でなければ開業・独立ができるよ!
健康やスポーツといった分野で独立すると理学療法士の経験を活かした活動を行い活躍できるかもしれませんね!
参考:ふじよしのPT初任給と1年目の年収


参考までに、私ふじよしがもらった初任給を公開します。
総支給 | 252,756円 |
控除額 | 46,178円 |
手取り | 206,578円 |
残業は7時間程度で13,000円程度。
残業代がなかったとしたら、2,000,000円を下回ります。
基本給が、175,000円と少し低め。
平均的な初任給より若干低めな印象ですが、それでもいきなり大きい金額が貰えると嬉しいものです。



初めての給料はやっぱり特別感がありますね!
ご褒美に靴を買ったのを覚えています。笑
ちなみに、ふじよしのPT1年目の年収は、総支給で2,779,690円。
しかし、この平均収入には残業代が含まれていません。
僕の年収は残業代も込みで上記の金額だったため、大したことないです。



1年目のボーナスについての記事もあるのでこちらも参考までに!
まとめ:理学療法士の年収は低いが収入アップは可能!
今回は、理学療法士の初任給や年収、収入アップの方法についてお伝えしました。
理学療法士の初任給こそは、他の企業からしても少し高い傾向にあります。
しかし、そこからの昇給率や給料の幅が大きく
上がることはほとんどありません。
今後の生活を考えると不安がよぎるのも
無理はありません。
- 転職をする
- 資格を取得する
- 管理職になる
- 副業する
- 独立する
収入を上げる方法は、上記のことが挙げられます。
生活をする上ではお金は必要不可欠なので、こういった収入アップの手段も考え自分のキャリア形成を検討していきたいですね。
今回の記事が参考になれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
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