こんにちは!ふじよしです!
理学療法士の就職先の一つとして、「クリニック」があります。
そのクリニックの中でも、「整形外科クリニック」を志望する方は多いです。
病院や施設などと求められる能力や診れる疾患も異なってきます。
・整形外科クリニックについてのメリットやデメリットが知りたい!
・どんな人が整形外科クリニックに向いてるの?
今回は、こういった疑問に答えていきます。
就職で整形外科クリニックを検討している人は意外と多いです。
また、向き不向きももちろんあります。
今回の記事で、整形外科クリニックのメリット・
デメリット、どんな人が向いているのかお伝えしていきます。
整形外科クリニックについて解説している記事があるので、こちらも参考に!
ぜひ最後までご覧ください!
整形外科クリニックで働くメリット4選
早速ですが、本題に。
整形外科クリニックで働くことのメリットについて解説します。
クリニックは他にも種類はありますが、今回は整形外科クリニックに絞ってお伝えするよ!
整形外科クリニックで働くメリットは以下の4つがあります。
- 運動器疾患に強くなる
- 数多くの症例を見ることができる
- スポーツ疾患を見ることができる
- 休日が比較的多い
それぞれについて解説していきます。
運動器疾患に強くなる
まず1つ目が、運動器疾患に強くなること。
整形外科クリニックは、大半の運動器疾患を扱っています。
整形外科クリニックを志望する人の多くは、運動器疾患が診たいという理由がほとんど。
僕も運動器疾患を診たいと学生の頃からずっと思ってました!
もちろん、それだけ知識や技術が必要になるのは当たり前。
初めの頃は大変ですが、運動器疾患に対しての
専門性はかなり高くなります。
数多くの症例を診ることができる
2つ目が、数多くの症例を症例を診れること。
整形外科クリニックは、外来リハビリテーションとなります。
そして、基本的に予約制となり、
一人当たり20〜30分程度で介入します。
そのため、15〜20人前後/日診ることがほとんど。
病院になると、担当患者が少なく一人当たり40〜60分程度リハビリを行います。
病院と比較すると、1日あたりに診る患者の数は
かなり多くなります。
診る疾患数が多くなるため、経験値を積むことができるのは大きなメリットです。
スポーツ疾患を診ることができる
3つ目が、スポーツ疾患を診れること。
整形外科クリニックの大きな特徴の一つとして、
スポーツ疾患を扱うことがあります。
スポーツ分野に興味がある人にはうってつけです。
僕が理学療法士を目指そうと思ったきっかけでもあります!
- オスグッド・シュラッター病
- シンスプリント
- 腰椎分離症
- 野球肘
- 足関節捻挫
- 肉離れ
上記のような疾患を対応することが多いです。
将来的にスポーツ分野に携わりたい人にとっては、大きなメリットになることでしょう。
休日が比較的多い
4つ目が、休日が比較的多いこと。
病院だとシフト制が多く、365日リハビリテーションをしていることが多いです。
そのため、まとまった休みが取りづらく、GWや
年末年始の大型連休でも出勤しなければいけないことがほとんど。
それに比べてクリニックは、
- 日曜祝日休み
- GWや年末年始はまとまった休みが取れる
- 決まった曜日で休みがある
ということが多く、比較的休日が多くなっています。
まとまった連休を取れるから旅行にも行きやすいよ!
整形外科クリニックで働くデメリット3選
続いて、整形外科クリニックで働くデメリットに
ついてです。
メリットもありますが、その反面デメリットももちろんあります。
それぞれの感じ方にもよりますが、、、
僕が考えるデメリットとしては、以下の3つがあります。
- 拘束時間が長い
- 短時間で結果が求められる
- 専門分野が限られる
それぞれについて解説します。
拘束時間が長い
1つ目は、拘束時間が長いこと。
外来のクリニックは、仕事終わりの人も診療するために、19時くらいまで診療をやっている事が多いです。
出勤は8時半くらいだとしても、診療を19時までやるとしたら半日ほど職場にいることになります。
どうしても拘束時間が長めになるため、仕事の日は自分の時間が限られてしまいます。
短時間で結果が求められる
2つ目は、短時間で結果が求められること。
整形外科クリニックでは、患者一人あたり20〜30分程度の時間でリハビリを行います。
その限られた時間で、
- 問診
- 評価
- 治療
これらを実施していかなければなりません。
慣れないうちはかなり苦労します、、、
そして、それなりの成果が出ないと患者さんも来なくなってしまいます。
- じっくりと時間をかけて患者さんと関わりたい
- 縛りがきつい
というふうに感じる人にとっては、不向きかもしれません。
専門分野が限られる
3つ目は、専門分野が限られること。
先ほどメリットで、「運動器疾患に強くなれる」とお伝えしました。
しかし、逆にいうと運動器疾患以外を診る機会はほとんどないため専門性が限られます。
また、転職する際に選択肢が限られる可能性が出てきます。
クリニックにくる患者さんはADLは自立していますが、痛みに困っているという人がほとんど。
それに対して、総合病院や老健ではADL自立や
維持を目的にリハビリを実施します。
- リハビリの目的
- 治療方法
- リスク管理
- コミュニケーション
といった事が変わってくるため、転職の幅が狭まってしまう恐れがあります。
整形外科クリニック勤務をオススメできる人
整形外科クリニックにおけるメリット・デメリットは理解できたかと思います。
では、どんな人がクリニック勤務に向いているのか。
僕が思う、整形外科クリニック勤務に向いている人の特徴を紹介するよ!
- 運動器疾患を専門的に診たい人
- スポーツ疾患に興味がある人
- 若い独身の男性
- 多くの患者さんを診て臨床経験を積みたい人
それぞれ解説していきます。
運動器疾患を専門的に診たい人
メリットの一つとして、お伝えしたことです。
専門的に運動器疾患を診ていきたい人にとっては、非常にオススメできます。
なぜなら、整形外科クリニックほど多くの運動器疾患を診る事ができる職場はないからです。
そのため、元々運動器疾患に興味がある、専門的に診たい人にとってはクリニックはオススメです。
スポーツ・スポーツ疾患に興味がある人
スポーツ分野に興味がある人は、
整形外科クリニックがオススメできます。
理由としては、以下が挙げられます。
- スポーツ外来を売りにしている場所は、スポーツ疾患が多く来院する
- クリニックの活動として、トレーナー活動をしている可能性がある
理学療法士を目指すきっかけとなった理由の一つとして、最も多いのがスポーツ関係に関わりたいという理由。
そんな厳しい世界ですが、下積みとしてクリニックはうってつけ!
そのため、スポーツ・スポーツ疾患に興味がある人にはオススメできるのです。
若い独身の男性
なぜ、若い独身の男性にオススメできるのか。
理由は、以下のものが挙げられます。
- 体力的にきつい
- 拘束時間が長い
- 家庭との両立には不向き
その上、拘束時間が長いため、家庭があると
仕事の日は家事・育児に携わるのはなかなか大変です。
僕の職場でも家庭がある人がいますが、旦那さん・奥さんの理解がないと厳しいと感じます。
そういったことを踏まえると、独身の若い男性には適しているかもしれません。
多くの患者さんを診て臨床経験を積みたい人
とにかくより多くの患者さんを診たい人には、
クリニックはオススメです。
先述してますが、整形外科クリニックでは1日に15〜20人程度の患者さんを診ます。
病院や老健と比較すると圧倒的に患者さんの数が
多くなります。
また、認知機能もクリアなため適切なコミュニケーションを取る必要があります。
そのため、より多くの症例・他者との関わりを
経験したい人にはオススメできます。
整形外科クリニックで働くのはきつい?
ここまで、整形外科クリニックで働くのことのメリット・デメリットについてお伝えしました。
実際、整形外科クリニックで働くことは辛いの?
理由としては、以下のようなことが挙げられます。
- 1日に関わる患者さんの数が多い
- 拘束時間が長くなる
- 体力的にしんどい
- 勉強会が多い
整形外科クリニックでは、1日に15人〜20人くらいの患者さんをみます。
一人当たりの時間も20分〜30分とあっという間。
そのサイクルで一日過ごしてたらまあ疲れます。笑
また、拘束時間の長さや勉強会の頻度の多さも体力的にキツさを感じてしまうかもしれません。
メリットでも伝えたけど、その分自分の成長に繋げることができる場所だと思うよ!
自分が何に興味があって、どういう理学療法士になっていきたいのかビジョンがあれば、整形外科クリニックで働くことも苦ではないかもしれません。
どうしてもきついと感じて辞めたいと思う場合は、転職するのも一つの手段!
合う合わないは、正直働いてみないとわからない部分でもあります。
レバウェルリハビリという転職サイトについて書いた記事があるので、参考にしたい方はぜひご覧ください!
まとめ
今回は、整形外科クリニックにおけるメリット・
デメリットを中心にお伝えしました。
以下がメリット・デメリットのまとめになります。
- 運動器疾患に強くなる
- 数多くの症例を診ることができる
- スポーツ疾患を診ることができる
- 休日が比較的多い
- 拘束時間が長い
- 短時間で結果が求められる
- 専門分野が限られる
どの職場にもメリット・デメリットは存在します。
自分がどのような分野を診たいか、何を優先したいかなどを考えた上で就職先として選択できるといいと思います。
ある程度、自分のビジョンが決まっていると選びやすいよ!
選択肢の一つとしてぜひ入れてみてください。
病院理学療法士の仕事の本音について書いた記事もあるのでこちらも参考までに!
この記事が参考になれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
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