こんにちは!ふじよしです!
・理学療法士って大変なの?
・理学療法士を目指したいけど、どんなことが大変になるから
理学療法士を目指す人は、このような疑問をお持ちではないでしょうか。
年々、増加の傾向を辿る理学療法士。
人気のある医療職ですが、それなりに苦労も絶えません。
僕は理学療法士を4年経験していますが、決して楽ではないと感じています。
もちろんやりがいもありますが、常にそういうわけにはいきません。
- 実際どんなところが大変になるのか。
- そもそも理学療法士になるのも大変なのか。
今回は、こういった疑問にお答えしていきます。
ぜひ最後までご覧ください!
理学療法士の仕事は大変
理学療法士の仕事は大変なのか。
個人的な見解としては、
理学療法士は、患者の機能回復をサポートする仕事。
主に行う業務の内容としては、以下のようなものがあります。
- 患者への治療介入(運動指導、マッサージなど)
- 生活動作での介助(病棟や施設)
- 書類業務(計画書、サマリーなど)
- カンファレンス(医師や看護師、ケアマネージャーなどと)
- その他雑務(委員会活動、外部活動、勉強会など)
働く場所にもよりますが、ざっとこんな感じ。
基本的には、患者さんへのリハビリテーションがメインです。
それに加えて、その他の業務を行うとなるとやはり大変、、、
仕事をする上で、どういったことが大変になるのか、次の章でまとめていきます。
理学療法士の仕事で大変なことは?
では、理学療法士の仕事で具体的に何が大変になるのか。
4年間働いて大変だと感じるのをあげてみるよ!
- 肉体労働
- 日々の勉強が必要
- ある程度のコミュニケーション能力が必要
- 成果がすぐに出てこない
それぞれについて少し解説します。
肉体労働
まず1つ目が、肉体労働であること。
これはどの場所で働いていても同じことが言えると思います。
特に、病院や施設で働いていると
- 介助量が多い
- リハビリ中に生活動作の介助をすることがある
こういったことが多く見受けられます。
また、歩行練習・介助のために施設内や屋外を
歩くことも多くあります。
病棟内ではリハビリ室と部屋の行き来もけっこう多いよ!
クリニックの場合は移動はそこまで多くありませんが、1日に関わる人数が多いため肉体的にも精神的にも疲れます。
どうしても体力仕事になるため、積極的に体力作りに取り組むことがオススメ!
プラスで、睡眠と休息をしっかり取ることでリカバリーしましょう!
日々の勉強が必要
2つ目が、日々の勉強が必要になること。
理学療法士は専門職であり、リハビリのプロフェッショナルです。
就職してからは、座学で学んでいた内容をどれだけ臨床に活かすことができるかにかかっています。
正直、国家試験で勉強していた内容だけでは、患者さんを治療することはできないと痛感しました。
患者さんは十人十色で、全てが教科書通り当てはまるわけではありません。
臨床で成果を出すためにも、日々の自己研鑽は欠かせないものになってきます。
応用を効かせるためにも、基本的な知識(解剖学・運動学・生理学など)は抑えるようにしましょう!
就職後の勉強について書いた記事があるので、こちらも参考にしてください!
ある程度のコミュニケーション能力が必要
3つ目は、コミュニケーション能力が必要なこと。
理学療法士として仕事をしていくうえで、関わるのは患者さんだけではありません。
- 患者さんとその家族
- 医師
- 看護師
- 介護職
こういった人たちとコミュニケーションをとることが必要です。
そのために、とにかく大事なのがコミュニケーション。
- 患者さんが今どういう状態で
- 何が必要なのか
- どこまでリハビリを進めていいのか
- 今後の生活の見通しはどうなのか
このようなことを、患者さん・その家族、他職種とのコミュニケーションを図ることで情報を得て、最終的な目標達成につなげることができると考えてます。
患者さんには高齢者も多く、声の大きさや話の内容にわかりやすさなど、日常的な会話でも気を遣うことも多々あるよ。
ある程度コミュニケーション能力が必要になるため、職場での人との関わりで精神的な疲れを感じることも少なくないでしょう。
成果がすぐに出てこない
4つ目は、成果がすぐに出てこないこと。
これが正直一番もどかしい、、、
リハビリを実施していくうえで、即時効果のある治療と長期的に行わなければ改善しない治療があります。
リハビリでは、そのような状況でも理学療法士と患者さんが協力して日々改善のために努力していくことが必要です。
効果を出すためにも、
- 患者さんの状態
- キャラクターにあった運動の提供
- 難易度・負荷量の調整
これらのことを意識して、リハビリのメニューや目標の内容を調整していくことが重要!
時には、「このままで患者さんが良くなるのか」と現状に対して不安に思うことも出てきます。
成果が出ないからといって投げやりにならず、成果を出すためには何が必要か考えることが大切です。
理学療法士になるのは大変なの?
理学療法士になるためには、国家試験に合格する必要があります。
国家資格だからやっぱり理学療法士になるのは大変なのかな?
このように思う人も少なくないと思います。
ここでは、理学療法士になるにあたり大変なことについて触れていきます。
お金がかかる
1つ目が、お金がかかること。
理学療法士になるために、理学療法学科がある
専門学校、大学に入学する必要があります。
理学療法を学ぶために、そもそも勉強できる学校に入らないとだね!
養成校には、以下の種類があります。
- 専門学校
3年制または4年制 - 大学(国公立、私立)
4年制
調べたところによると、学費の目安は以下のとおりです!
国公立大学 | 私立大学 | 専門学校(3年制) | 専門学校(4年制) | |
費用(円) | 約250〜300万円 | 約500〜700万円 | 約400〜500万円 | 約500〜600万円 |
国公立の大学はやはり圧倒的に安いです。
専門学校、私立の大学は決して学費が安いとは言えません。
経済的な問題でリタイアする人も中にはいるみたいです。
僕は奨学金も使いながら、なんとか学費は賄ってました。
医療系の学校に通ううえで、お金の問題はある
程度覚悟しておいた方がいいかもしれません。
実習が大変
2つ目が、実習が大変なこと。
学生生活の中で、一つの関門となるのが臨床実習。
学校によっても期間は変わりますが、最終学年になると長くて2ヶ月くらい実習を行わなければなりません。
実習では、課題も出たり症例報告を行ったりと、ただ受けるだけではクリアできないのが現実。
僕が実習した時は課題の量も比較的多く、症例報告もやったので結構大変でした。
そのため、一昔前より実習自体のきつさはないかもしれません。
いずれにしても、外部での活動となり実際の理学療法士と患者さんに触れるため、大変にはなるかと思います。
実習について書いた記事もあるので、こちらも参考にどうぞ!
勉強量が多い
3つ目が、勉強量が多いこと。
理学療法士は、専門職であるため専門知識の勉強をします。
国家試験では、出題範囲がかなり広いため、必然的に勉強量も多くなります。
あまりの勉強量の多さに途中で挫折してしまう人も、、、
勉強すること自体が苦手な人やわからないことを調べたりするのが嫌な人には、かなりキツく感じてしまうかもしれません。
理学療法士の勉強の大変さについて書いた記事もあるので、こちらも参考にどうぞ!
まとめ
今回は、理学療法士の大変さについてお伝えしました。
僕が経験してきて大変だと感じたのは、以下の4つ。
- 肉体労働
- 日々の勉強が必要
- ある程度のコミュニケーション能力が必要
- 成果がすぐに出てこない
このように、理学療法士になって大変と感じたことは多々あります。
これから理学療法士を目指す方の中には、今回紹介した内容のことに対して少し不安に感じてしまう人もいるかもしれません。
しかし、辛いことや大変なことがある分、やりがいもある仕事だと思っています。
- 自分がなぜ理学療法士になりたいと思ったのか
- 何を目標にするのか
こういったことを意識して、理学療法士を目指す、仕事をすることができるといいかもしれません。
理学療法士の本音について書いた記事もあるので、こちらも参考にどうぞ!
この記事が参考になれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
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